クラシカルな大人の社交場    カフェテリア「小鹿家」

クラシカルな大人の社交場 カフェテリア「小鹿家」

 今年2月に開店31年目を迎えたカフェテリア「小鹿家」。かつて静岡県熱海市にも同じ名前のレストランがありました。元芸者置屋の主が営み、人間国宝の坂東玉三郎、婦人運動家の市川房枝参議院議員なども訪れたおしゃれなお店です。そこに足しげく通っていた店主家族は、十数年後、「小鹿家」の名を譲り受け、国府津でお店を始めました。
 幼少期より茶道の世界にふれ、物を見る目を養い、日々の生活を豊かにする術を学んできた店主。そんな店主のこだわりの詰まった店内はジャズやクラシックが心地良く流れ、ピアノ、アンティークのオブジェ、イタリア製のシャンデリアがその存在感を放っています。よく磨かれたカウンターに腰をかけると、世界の名窯が目に入り、その器でコーヒーやケーキが味わえます。
 お客さまには常連が多く、カレーの他にピラフやドリア等も人気です。カレーのルーづくりには数週間を要し、牛スジ肉、鶏ガラ等数種類の肉と大量の香味野菜、果実等からスープをとり、更に肉、野菜、小麦粉、バターを焦がさぬ様に焦がし、幾段階も経てルーを完成させます。注文を受けてからお好みの種類(ハンバーグ・ポーク・海老・きのこ)へと仕上げていくため、時間に余裕をもって行くことをおすすめします。常連のお客さまはそれを理解の上でお喋りをしたり、音楽を聴いたり、読書をしたりと、それぞれの時間を楽しんでいます。
 「店の雰囲気は、お客さまとともにつくられている。かけがえのない方々の出会いから学び得たものは宝物です」と店主。まさに音楽や芸術を愛する人が集う〝現代のサロン〟のような大人の社交場です。

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