ヤッホー!「春を届ける仕事」のお手伝い体験
「ヤッホー国府津村役場」(以下、ヤッホー)は、4月中旬、八重桜の収穫のお手伝いをしました。小田原市をはじめとする周辺市町村は、「桜の塩漬け」の名産地で、全国トップシェアを誇ります。和菓子やリキュールに使われるなど、春を五感で感じることができる日本の食文化の一つです。しかし近年は、農家の高齢化で思うように桜の花が集まらないこともあるそう。そのような中で、1877年(明治10年)創業の老舗、前羽地区にある漬物問屋「飯島清太郎商店」から花の収穫ボランティアのご依頼をいただきました。
桜を摘むタイミングは満開のときに合わせて行なうのが「飯島清太郎商店」流で、今年は4月の3週目、期間は1週間ほどのお手伝いでした。収穫は初めてというメンバーがほとんどでしたが、それぞれが、行けるときにお手伝いするスタイルで取りかかりました。初日に参加したヤッホーの村長(古谷友子)は、「木登りは久しぶり」と脚立から上の方の枝に手を伸ばし、一輪一輪、丁寧に収穫していました。ボルダリングが得意という同副村長(杉山大輔)は、高所に咲く花に狙いを定めてさっそうと木登りをしていました。もちろん高所が苦手な方も大丈夫。片手でも簡単に摘むことができるので、赤ちゃんを抱っこしながら収穫したメンバーもいました。
八重桜の花びらは色が濃く、一面のピンク色の世界に夢見ごこちで、あっという間に2時間程度のお手伝いは終わりました。珍しい体験ににこにこ顔で帰宅したメンバーたちは、花をおすそ分けいただくと、塩漬けを作ったり、メロンパンの生地に桜をトッピングした「桜パン」を作ったり、各自の特技を生かしながら「春」を楽しみました。
今年収穫した桜は、1年後に「桜の塩漬け」として出回るそうです。「飯島清太郎商店」からは「桜摘みも桜の塩漬け作りも、いつまでできるかわからない仕事ですが、皆さんのおかげで、また来年の春を届けられます」と言っていただき、うれしいやら寂しいやら……少し複雑な気持ちになったメンバーもいました。
「桜の塩漬けには梅酢も欠かせないことがわかり、前羽地区の桜と曽我地区の梅という、地域のつながりも見えました。農家さんの仕事が身近な風景や食生活を支えていると感じ、地域の子どもたちに伝えていきたいと思いました」(メンバーの一言)
2022年に設立したヤッホーは、今後もこのように地域の困りごとをみんなで「楽しい」に変えていきます。







