国府津がみかん色に染まる一日 「みかんまつり」開催
快晴に恵まれた11月24日、国府津のまちはいつにも増して活気にあふれていました。年に1回開かれる「みかんまつり」です。ヤッホー国府津村役場が主催し、今年で3年目を迎えたこのイベントには、例年以上の参加者が集まりました。
「いやー、にぎやかだね」。国府津駅前の沿道を歩くおよそ150人のパレードの列を見て、地元の方が目を細めました。通り沿いの店先にはみかん色の旗が揺れ、民家からはパレードに向けて手を振る姿があちらこちらで見られました。箱根駅伝とまではいかないけれど、沿道にこれほど注目が集まるのは珍しいことです。まち中に、みかんの仮装をした参加者の楽しげな「ヤッホー」という掛け声が響き、昨年に引き続き参加した人からは、「参加者が増えたね!」と喜びの声も聞かれました。
まちなかの4店舗で開催されたワークショップも盛況でした。パン屋の「神戸屋ふるや店」では、みかんパンを使ったフルーツサンド作りに興じる家族連れの笑顔が、魚屋の「魚伊三」では、プロの手ほどきを受けながら三枚おろしに挑戦する参加者たちの真剣な姿がありました。ファッション店の「フルヤレディスファッション」では、オリジナルブローチ作りが行なわれ、こちらも大人気。そして「精進カフェ マリアージュ」の書道教室では、店内で出会ったばかりの人同士で、書いた作品を交換し合う心あたたまる場面もあり、初対面とは思えないほど和やかな雰囲気が広がっていました。
イベントの中心地となったBLEND PARKでは、「みかんマルシェ」が行なわれ、14店が参加し大いににぎわいました。みかんの果肉や果汁、皮などを使った飲食物や、みかんをモチーフにした雑貨など、ここでしか出会えない商品がずらりと並び、どの店も次々と品切れ状態に。国府津の農家さんたちが育てたみかんをお土産に、来場者はご機嫌な表情で会場をあとにしました。
「みかんまつり」の目的は、国府津のシンボルである「みかん」に感謝を伝えること。そして、国府津を楽しんでもらうこと。国府津を初めて訪れた人には、「まちにこんなにたくさんすてきなお店があるんだ」と感じてもらい、移住者や一部の地元の人にとっては、普段から気になっていたけれどなかなか入れなかったお店に自然と足を運ぶ機会となりました。
みかんをきっかけに、普段とは少し違うまちの姿や人とのつながりが見えた一日でした。この特別な体験が、ふとした日常の中で「また行ってみたい」と思えるようなきっかけになり、まち全体にさらにふれあいが増えていく。そんな未来を感じさせる一日になりました。







